「プロポリス」というのをしっとるかね?

 早い話が、蜜蜂のヤニじゃな。ハチヤニという。

 漢方でも実は知られておるのだがなぜか日本の漢方は草本中心で、虫だの動物だのはあまり研究されておらんからさほど有名ではなかった。 それが、とつぜん2、3年前から日本でブームになったのじゃよ。一説にはプロ野球の長嶋選手..いや、もう選手ではないのかな、わしが日本をでたころは選手だったが...、彼の奥さんがなにか代謝系の難病だったのが治って、「プロポリスのおかげ」と言ったのがブームのきっかけ、という話がある。 プロポリス、というのはおどろいたことにギリシア語で、あのアリストテレスあたりの時代から知られておった。ほんまかいな、とおもうだろうが、どうも本当らしい。「プロ」は「前に」「ポリス」は「町」の意味だ。実際、このハチヤニ、というのは蜂が巣をつくるとき巣の入り口とかを塗り固めるまあ、パテのようなものなんだな。 これが傷薬として効果が高い、というのはだからギリシャ時代から知られておった。ドイツではまあ、生薬の赤チンのようにつかわれていたし、今も使われているという話だ。 が、いまのようなブームになったのは、10年ぐらい前から、これが飲むとえらくおおきな効き目があるということがわかったからじゃ。例えば、癌、例えばあのエイズにすら効果 がある。 うそだとおもったら、YAHOOかなんかで、キーワード「Propolis」と「HIV」あたりでひいてごらん。

 さて、これが、癌とかエイズに効果があるぐらいだから、いろいろな人間の病気に奇妙に効果 があることがだんだん知れ渡ってきたのじゃ で、プロポリスを世界中の蜂がつくれるのだが、南米産のプロポリスは世界の一級品なのだよ。というのは南米の蜂は、飼い慣らされたアジア種の蜜蜂と違ってアフリカ種の蜂と在来種の蜂が混血した蜂でな、もうれつに強い。なんせ、蜜を狙って1メートルを越える大とかげなんてのが進入してくるのを防衛しておっぱらうぐらい強いからな。で、ちょっとしたネズミぐらいの生物だと刺し殺してしまう。だが、殺した後、そんなのが高温多湿のあの気候で腐ったりしたら巣も全滅はまぬ がれない。そこで、彼らはこの「プロポリス」でその死体をくるんでしまう。そんなことを簡単にやれないと生存できないから、温帯の蜜蜂とは質も量 もケタ違いだ。

 でブームになる前からこれを作っていたのはブラジルで15社ぐらいあったが、なにみな家内工業のようなもんであった。で、そのうちでもとくに外国に輸出したりブラジルで賞をもらったりしてるのが3社あるのだが、そのひとつ、日系人のナイルさんという女傑が私の友達であるのだ。 プロポリスが日本で売れはじめたとき、ナイルさんから相談があってな、日本の商社とかデパートが会にくるのだけれども、自分はどの会社がどうなのかよくわからんから、わしに売ってくれ、と。

わしもまさかこんなブームになる、とはしらんかったが、もともと自分でも飲んでいてえらく効果 があるので「ああいいよ」と気軽に引き受けた。引き受けたはいいが、モノを売るというのはアオバアリガタハネカクシと違って結構大変で自分はあまり得意でないことにやっと気がついた。 つまり、「おもしろい」ものは売れる。しかし、こおいう本当にいいもの、というのは安くていいから売れる、というわけではないのだな。東京の某デパートでブラジル産の並の品を桐の箱、クリスタルまがいの瓶に入れてなんと2万円で売っておったので、それよりいいブラジルで5年熟成の最高の品物を3分の1でうったら買った人も喜ぶだろう、とおもったらそうでない。「高いからありがたい」ということらしくて、さっぱり売れない。

  友人が自分の家に置いてくれているが、どうもこおいうのはへたくそでだめじゃ、と嘆いておったのだよ。なに、水でうすめて値段を安くして、とかやればいいのだ、とアドバイスしてくれた「プロ」もおったがそんなこたあ意地でもやりたくない。そのために「アマゾン自然科学博物館」のシールをしっかり貼ってあるのだ。この名前はわしの誇りだし、命なのだからな。イノチにかけてヘンなものを売るわけにはいかんのだよ。 ところがそれでも少しづつすこしづつ聞き伝える人がいて、最近になってようやく博物館に来る人が買っていくようになった。それも「あんたのところのが一番ええから」ってね。そう言ってもらえると我が意を得たり、というものじゃ。


 いや、生薬、というのは相性があるから誰にでも効く、というものではない。が、相性のええ人にはびっくりするぐらい効く。 逆も又真なり、であるぞ。きかんやつには全然きかん。そおいう人はさっさと人にあげてしまいなさい。

 きけば日本では20冊も「プロポリスで癌が治った」とかいうたぐいの本がやまほどでているそうじゃなあ。わしの知る限りでは、「癌がなおった」というのはこれまで5000本も売ったが、一人だけ。北海道のお医者さんが今年3月までのイノチだ、と言われていたのが5月に海外旅行にでかけておるな。あとはしらん。 しかし、普段に飲む分には「健康飲料」としては大変ええ。わしはヘビースモーカーだからこいつを毎日10滴、水に溶かしてのんでおる。うむ、調子はよろしい。

もっと能書きがききたい。もうめんどうだから、説明書をよんでくれ。なにかわんでもええ、ほしいならアマゾン博物館まで買いにおいで。

お友達や知り合いにはぜひおみやげに、このプロポリスを「アマゾン博物館で」買うようにいっておくのだよ。ではほんとうにさらばじゃ。


1998年5月

 

  うちの認定プロポリスで、ガンで本当に治った、というのが3人になった。効くヤツにはほんまに効くらしい。ひとりは、胃ガン、一人は肺ガンであった。どっちももうあかん、と言われておったのが、医者が信じないほど、早く痕跡がなくなってしまった。しかし、これは日本では、あの悪名タカイ厚生省の規則で、いうと薬事法違反になるそうだ。そのわりには、そんな本がやまほどでているのがフシギだが。ま、そおいうわけで、きかんでもわしはしらん。 だが、いまやわが博物館で一番、おみやげとして買っていく人が多いよ。


2007年夏

 はやいもんで10年以上たったな、この文章を書いてから。その間、わしは悪者どもにタワーを強奪されて長い長い裁判闘争をして、心身ともにボロボロになっちまったが、なんとか元気で戦ってこられたのも、家族や友人の支援とともに、ナイルさんのプロポリスの おかげもある、と信じている。自分が頼まれて、友人のためにはじめたことが自分の危機を救ってくれたわけだ。ありがたいとおもっている。

 

もしナイルさんの製品をご希望のかたがいれば喜んでおわけする。

ここまで読んでくれた人に、である。あとはワニ番頭にまかせるぞ。


ワニ番頭でやんす。

まかせるって...んなこと言われてもねえ。ありゃ、アマゾン自然科学博物館でおみやげになるんで好評なんでないすかねえ。たしかにカミさんとかに評判はよござんすけど、オトコは余りのみたがらない...ような。ようするにめんどくさいんですよ。毎日、チタチタたらして、きたねえコップでニオイもきついですし。はあ、まあ、それでも もし万一、希望の方は下の写真をクリック してやってくださいまし。